OptiBPM Version 12.2
本バージョンでは、新たな解析結果の出力オプションが追加されました。これによって、OptiFDTDとの連携解析がよりスムーズに行えるようになりました。その他にも、いくつかの重要な機能が改善されました。
下記のリストをご覧ください。
解析結果の出力オプションの追加
フル・ベクトルのビーム伝搬の解析結果が、ExとEyをそれぞれ二つのファイルにエクスポートできるようになりました。
OptiBPMでは、フル・ベクトルの場合、通常ExとEyを一つのファイルに集合されております。しかし、OptiFDTDでは外部ファイル入力の場合、ExとEyをそれぞれ独立したファイルによって設定する必要があります。
今回の新機能の導入より、下記のようなOptiBPM・OptiFDTDの連携解析を実現できるようになりました。
“Relative Power vs Distance”の計算の改善
今回のリリースでは、“Relative Power vs Distance”の計算がシリコン導波路のようなコア対クラッドの屈折率比が高い導波路にも、より高精度に行われるようになりました。
“Fiber Vector Mode Solver” の機能の改善
OptiBPMでは、Fiber Profileのモードを解くための“Fiber Vector Mode Solver”が用意されております。従来の“Fiber Vector Mode Solver”は、クラッド層の屈折率がコアより高い場合、存在しない擬似モードを見つかることがあります。
今回のリリースは、この存在しない擬似モードを自動判別し、排除できるようになりました。
ポリゴン導波路のバグの修正
OptiBPMは、DXFやGDSIIマスクファイルをレイアウトにインポートすることができます。インポートされた導波路はポリゴンとして取り扱われます。
従来のOptiBPMは、このインポートされたポリゴン導波路におけるビーム伝搬解析を実行する際にOptiBPMがクラッシュする場合があります。
今回のリリースでは、このバグを修正しました。
Opti 3D Viewerの機能の改善
Opti 3D Viewerの表示項目では、従来の振幅・位相等の他に、強度(振幅の二乗)が追加されました。
また、マトリクス・データを選択してコピーできるようになりました。