OptiBPMとOptiFDTDの連携解析を行う際の注意点
OptiBPMとOptiFDTDでは、複素振幅フィールドデータ(*.f3d)の受け渡しによって連携解析を行います。このデータには、解析領域のサイズ、座標、メッシュ点数(データ数)の情報が含まれており、これらの設定が読み込み側のモデル設定と一致していないと読み込むことができません。連携解析を行う際にはこの点に注意し、あらかじめ上記の設定を統一させてモデルを作成して下さい。
○各ソフトウェアでメッシュの設定を合わせるために
OptiBPMとOptiFDTDでは、メッシュ点数の設定において以下のような違いがあります。OptiBPMでは各分割セルのノード数、OptiFDTDではセル自体の数を設定することになります。
そのため、OptiBPMのメッシュの設定数は、OptiFDTDのメッシュの設定数+1とする必要があります。
○ファイルフォーマットの座標情報を合わせるために
ファイル受け渡しの際、メッシュ点数に加え座標情報も一致している必要があります。OptiFDTDにてXカットでのデータをファイルに出力した場合、解析領域の座標情報が、−から+への表記ではなく、0から+の表記となります。
このようなXカットのデータをOptiBPMのZカットデータとして読み込むためには、この0から+の表記を−から+への表記に書き換える必要があります。
*ファイルフォーマットの詳細につきましては、User ReferenceのAppendix B: File Formatsの項目をご参照下さい。
Note: | 連携解析を行うには、OptiBPM 5.2以上、OptiFDTD 4.0以上が必要です。 上記以下のバージョンで連携解析を行いたい場合には、別途下記までご相談下さい。 |
Optiwave日本オフィス |