OptiFDTD Version 3.0 新機能
3次元モデルの作成とシミュレーション機能
- 等方性や異方性を持つ材質、損失のある材質や完全導体について3次元シミュレーションを行なうことができます。
- 直線偏光や円偏光などの入射光の偏光の向きを指定できます。
偏光の設定 - メモリ使用量を節約するため、計算に使用する電磁界成分(DFT Option)を指定することができます。
導波路形状の追加
S字導波路や多項式定義導波路が追加された他、レンズやテーパ導波路の種類が増えました。
導波路形状ボタン
入射光のユーザ定義
入射光をデータファイルで指定できるようになりました。OptiBPMで作成した光の分布ファイルを入射光として指定することもできます。OptiBPMとの互換性
OptiBPM で作成したレイアウトをOptiFDTDで読み込めるようになりました。3D Slice Selector 機能
新機能として 3D Slice Selector が追加され、3次元シミュレーションの結果や屈折率分布の任意の断面を表示できるようになりました。(3次元モデルのみ対応)
3D Slice Selector を使った屈折率分布の表示
プロファイルデザイナ
材質や導波路の断面情報を Profile Designer を使って定義するようになりました。観測ツール
- 1種類の Observation Line が追加されました。
- 2種類のObservation Area が追加されました。3次元空間内で XZ、XY、YZ の任意の向きに領域を指定し、データを収集できます。
透過率計算機能
観測ツール (Observation Point、Observation Line、Observation Area) に透過率を計算する機能が追加されました。観測ツール上を透過したパワーを表示する機能に加え、以下の2種類について入射光で正規化した値を表示することができます。パルス光を使ったシミュレーションのスペクトル解析に威力を発揮します。
- 任意のスペクトル帯域での透過率
- 観測ツール上を透過したパワー
観測ツールと透過率計算機能
2D、3D Viewer の強化
View 2D と View 3D が新しくなり、さらに強力になりました。OptiFDTD Analyzerの強化
OptiFDTD Analyzer に新機能が追加されました。3次元用の解析ツールに Slice Chooser が追加され、3Dシミュレータが出力した結果の解析や可視化ができます。3次元解析機能
OptiFDTD Analyzer 上で3次元シミュレーションの結果に対して以下の解析を行なうことができます。- Modal Overlap
導波路モードと任意の電磁界断面分布とのオーバラップ積分
- Input Overlap
入射光と任意の電磁界断面分布とのオーバラップ積分
- Input Overlap Calculation Scanner
スキャン機能を利用した入射光と任意の電磁界断面分布とのオーバラップ積分
- Far Field
遠方解分布の計算
OptiFDTD Analyzer
ポスト処理ツール
OptiFDTDで作成した電磁界分布のデータの後処理をするツール集が追加されました。姉妹製品 OptiBPM で提供されているツールと同じ機能を OptiFDTDでも利用できます。
ポスト処理ツール