開発元 Optiwave社

OptiFDTD Version 9.0

時間領域光伝搬ソルバー OptiFDTD 9.0 がリリースされました。今バージョンから、64-bitの3D シミュレータにて不均一メッシュが利用可能となりました。また、モード解析機能が大幅に強化されており、ユーザからのリクエストが多かった、構造パラメータを走査値としたスイープ計算が可能となった他、群遅延 (Group delay) や導波路分散の解析が可能となっています。
 その他、主要な新機能につきましては下のリストをご覧ください。また、具体的な使い方につきましては、インストールフォルダに収録されている チュートリアルマニュアル(Technical Background and Tutorials)や、サンプルモデルをご覧下さい。

Non-Uniform Mesh

64-bitの3D シミュレータにて不均一メッシュが利用可能となりました。 不均一メッシュを使用することにより、メモリ使用量を抑え、計算速度を向上させることができます。
解析モデル内の一部分に、波長よりも微細な形状がある場合などに特に効果を発揮します。

OptiMODE XS Designer

新たに、独立のツールである OptiMODE XS Designerが追加ました。これによりモード解析機能が大幅に強化されました。
Waveguide Layout Designer 同様VBScript機能に対応しているため、構造パラメータを走査値としたスイープ計算や自動最適化計算が可能です。

群遅延、導波路分散解析機能(OptiMODE Results Analyzer)

OptiMODE を使用することで、群遅延や導波路分散の計算が可能です。計算結果は、OptiMODE Results Analyzerにて横軸を波長としたグラフとして確認することができます。
これらのグラフの他、計算された各モードの空間分布も確認可能です。

Dispersion Scan ダイアログボックスにて、波長範囲や離散点数を指定することで、波長を走査パラメータとしたスイープ計算を実行するためのスクリプトが自動的に生成されます。

2D Cauchy Integral モードソルバ

Cauchy Integral rule(コーシーの積分公式)を採用した新しい2Dモード計算アルゴリズムが搭載され、漏洩モード(Leaky mode)、表面プラズモンモードの解析が可能となりました。

64-bit シミュレータでのVB Scripting サポート

今まで32bitシミュレータで利用可能だったVB Script機能が64bitシミュレータでも利用可能になりました。
これにより構造パラメータを走査値とした複雑なスイープ計算の指定や任意の自動最適化計算が可能となります。
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