OptiSystem Version 2.0
ライブラリ管理
- メモリ資源を最大にするよう素子ライブラリを有効化/無効化できます。
- 素子ライブラリをインストールしたり削除できます。
- Library Managementウインドウの中で素子ライブラリの情報を参照できます。
素子ライブラリ
- 単独の素子あるいはライブラリ全体を、編集中のシステムの素子ライブラリにインポートできます。
- Recently Usedフォルダーで素子ライブラリから最後に使用した10個の素子を参照できます。
- Favoriteフォルダーにライブラリの任意の素子を追加でき、よく使う素子を簡単に呼び出せます。
- キーワードを指定して素子ライブラリを素早く簡単に検索することができます。
ユーザ・インターフェース
プロジェクト・ブラウザとメイン・レイアウト・ウインドウ タブが同期するようになり、GUI全体が改善されました。
- グラフや結果をドラッグ&ドロップしてプロジェクト・ウインドウに配置すると、自由に参照できるようになります。
- プロジェクト・レイアウトに素子をドラッグすると自動的に線を接続します。
グラフの参照
3D表示など、新しい種類のプロジェクトのグラフ表示が追加されました。
- Single Sweep Iterationグラフはスイープの繰り返しを曲線で表示します。
- Multiple Sweep Iterationグラフはすべてのスイープの繰り返しを曲線で表示します。
- Multiple Sweep Iteration 3Dグラフはすべてのスイープの繰り返しを3D曲面で表示します。
- 3Dグラフは3Dグラフデータを3次元画像として表示します。
素子のプロパティ
- Component Properties ダイアログボックスからEdit Parameter Sweepsダイアログボックス内のParameter Sweep値を参照および編集できます。
- スイープ繰り返しのパラメータ値を示すグラフをParameter Sweepsグラフより参照できます。
- 多次元の配列をパラメータとして使用できます。
- 素子に関するコンテクスト・センシティブ・ヘルプを利用できます。
- メニューを使って、グローバルシステムパラメータや、上位のシステムパラメータ、よく使用する主なVBscript関数を参照できます。
- 複数行文字変数機能を使い、ダイアログボックス内で文字列パラメータを編集できます。
- 素子をファイルに保存でき、保存したファイルを同じタイプの他の素子から読み込むことができます。また、インポート/エクスポート機能を使い、素子を簡単に共有することもできます。
- パスワード・プロテクト素子を使い、指定したパラメータを隠すことができます。
ライトモニター
- マウスを出力ポートに移動すると、ツールチップで信号値を見ることができます。
- 信号値の表示機能を有効にすると、メイン・レイアウトにその値を表示できます。
- 表示された値をカスタマイズできます。
パスの指定
- レイアウト上でシグナル・トレースのパスを定義できます。
- それぞれのパスは個別の色が付きますので簡単に区別できます。
- Path Creation Toolで始端と終端の素子を指定することで、直感的にパスを設定できます。
パス・トレース機能
- 選択したパスの信号をそれぞれトレースすることができ、Path Tracing Toolを使って信号値の変化をグラフ表示することができます。
- Path Tracing Toolが Discrete モードの場合、ポート番号を使って2つのポート間の信号値をトレースできます。
- Path Tracing Toolが Distance モードの場合、素子の長さによる信号の変化を追跡できます。
OEXアドイン(Optiwave EXtensions - Optiwave実行形式)
- OptiSystem を再構築したり、再起動せずにソフトウェアの機能を拡張できます。
- 実行中にアドインを有効化/無効化できます。
- 階層的なパラメータ・スイープ
− | 多次元のパラメータ スイープを定義し、値の参照やグラフの作成ができます。 |
- パラメータ・コンソール
− | 多くの素子のパラメータを一つのダイアログボックスで表示、編集できます。 |
- レポート・ジェネレータ
− | OptiSystemのプロジェクトファイルに関する詳細情報をカスタマイズし、HTMLあるいはRTFフォーマットのレポートに出力できます。 |
- ソフトウェア開発キット(SDK)
− | Component Libraryウイザードを使用し、Visual C++を使ったユーザ作成素子ライブラリを作成できます。 |
− | アドイン ウイザードを使用し、Visual C++によるアドインを作成できます。 |
素子ライブラリの素子
- 光源
− | 測定データによるCWレーザ:サイド・モードのサプレッションおよびRINを扱えます。 |
− | 測定データによる直接変調レーザ:ユーザ定義のダンピング時間、オーバーシュート、サイド・モード・サプレッションおよびRINを扱えます。 |
− | CWレーザ・アレイ:複数レーザのアレイの素子を扱えます。 |
− | ポンプレーザ・アレイ:ラマン増幅器用の複数ポンプレーザを扱えます。 |
- 光変調器
− | 測定データによるデュアル・ドライブ・デュアル・ポートマッハツェンダー変調器を扱えます。 |
- 光増幅器
− | 測定データによるEDFA:波長依存ゲインとノイズ・フィギュアをファイルで定義します。 |
− | SOAモデル:新しいモデルが導入され、WDMの使用例に対し、より高精度に計算できます。 |
- 受信機
− | PINおよびAPDモデル:新しい計算モードが導入され、解析的な計算、数値計算、信号に対するノイズ・ビン変換、サーマル・ノイズ、ショット・ノイズ、ASE‐ASEノイズ・ビーティング、ASE信号ノイズ・ビーティングを考慮した数値計算を利用できます。 |
− | データ・リカバリ素子:電気信号から2進信号を取り出します。(3Rレシーバで使用します) |
− | 電気フィルター:Sパラメータ、測定データのファイルを指定できます。 |
- 分散補償
− | 理想分散補償FBG:ユーザ定義分散を指定できます。 |
− | 測定データによる分散補償FBG:波長依存群遅延をファイルや測定値で定義できます。 |
- 電気パルス発生器
− | デュオバイナリのパルス発生器、電気ジッター発生器、ノイズソース、バイアス発生器、電気遅延素子が扱えます。 |
- パッシブ素子
− | アイソレータ、サーキュレータ、ポンプ・カプラを扱えます。 |
- 信号処理ライブラリ
− | 光信号および電気信号向け素子:ゲイン、加算、乗算、引き算、バイアス、正規化素子を用意しています。 |
− | 2進信号向け素子:あらゆる論理演算(論理和、論理積、否定、排他和)を用意しています。 |
- 光ネットワーク
− | ダイナミック光スイッチ:1xN、Nx1 ポートのスイッチを扱えます。 |
− | 測定データに基づくダイナミックな光スイッチ:位相およびアテニュエーションの係数をファイルや測定値で指定できます。 |
− | ダイナミックな空間スイッチのマトリックスを指定できます。 |
− | 測定データに基づいたダイナミックな空間スイッチのマトリックス:位相およびアテニュエーションの係数をファイルや測定値で指定できます。 |
- ツール・ライブラリ
− | 素子の保存と読み込み:信号をファイルに保存でき、かつファイルから読み込むことができます。 |
- ビジュアライザ
− | BER/EYEアナライザ:新しいアルゴリズムが追加され、数値的なガウシアン計算、数値的なISI平均ガウシアンとワーストケース計算、解析的なガウシアン、解析的なISI平均ガウシアンとワーストケース計算を扱うことができます。 |
− | 最大閾値、最小閾値、ユーザ指定閾値およびデシジョン・インスタントに対し70以上の解析結果を表示できます。
・ | BER、Q値、BERからのQ値 |
・ | アイの高さ、振幅、アイ・クローザー、アイ・オープニング |
・ | 消光比 |
・ | 参照値に関するペナルティ計算 |
・ | 順方向誤り訂正ゲインの見積もり |
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電気信号ライブラリ
電気ノイズに関するオプションを追加しています
- 電気信号と数値ノイズは別々に伝搬します。素子ライブラリのすべての電気素子に適用されます。
パワー・バジェットの計算
- 自動パワーバジェット計算機能により、計算後の各素子ポート信号のパワー、ノイズおよびOSNRを予測します。パス・トレース 機能と併用し、システム設計時にシステム・マージンを決めることができます。