OptiSystem Version 16.0
OptiSystem 16.0 は、分散型音響センシングとしてのPhi-OTDR機能を追加しました。
下記の新機能リストをご覧ください。
Phi-OTDR
コヒーレントOTDRの1種で、レイリー後方散乱信号を観測して振動を検知します。分散型音響センシング(DAS: Distributed Acoustic Sensing)とも呼ばれております。



下記の解析例では、100/400/600Hzの振動がそれぞれ20/40/60mの場所で発生していることを示します。

測定されたレイリー後方散乱光信号をφ-OTDRインテロゲータにインポートして振動位置と強さを解析することも可能です。

FBGセンサー
FBGセンサーは、従来のUniform FBG Sensorに比べ、より複雑なグレーティング構造に対応できるようになりました。 また、購入されたFBGセンサーの物理的な係数を特定すること(Synthesis)にも役に立ちます。


コンプライアンス・テスト・パターン
コンプライアンス・テスト・パターン(CTP:Compliance Test Pattern)が追加されました。Compliant Jitter Tolerance Patternを生成し、デバイスのジッタ・トレランス試験がOptiSystem上でシミュレーション出来ます。
三種類のジッタパターン(CJTPAT、CRPAT、CSPAT)が搭載されております。
ジッタパターンをユーザが定義することも可能です。

ユーザ定義 IQ-map
QAM Sequence Generator/Decoder と Decision に、ユーザ定義 IQ-mapのバグが修正されました。下図のように、不等間隔のコンスタレーションマップを定義出来るようになりました。

レイリー後方散乱信号
Bidirectional Optical Fiber に、レイリー後方散乱信号の出力が時間波形で表示出来るようになりました。
