開発元 Optiwave社

OptiSystem Version 16.0

OptiSystem 16.0 は、分散型音響センシングとしてのPhi-OTDR機能を追加しました。

下記の新機能リストをご覧ください。

リリース日:2019年3月

Phi-OTDR

コヒーレントOTDRの1種で、レイリー後方散乱信号を観測して振動を検知します。分散型音響センシング(DAS: Distributed Acoustic Sensing)とも呼ばれております。

下記の解析例では、100/400/600Hzの振動がそれぞれ20/40/60mの場所で発生していることを示します。

測定されたレイリー後方散乱光信号をφ-OTDRインテロゲータにインポートして振動位置と強さを解析することも可能です。

FBGセンサー

FBGセンサーは、従来のUniform FBG Sensorに比べ、より複雑なグレーティング構造に対応できるようになりました。 また、購入されたFBGセンサーの物理的な係数を特定すること(Synthesis)にも役に立ちます。


コンプライアンス・テスト・パターン

コンプライアンス・テスト・パターン(CTP:Compliance Test Pattern)が追加されました。Compliant Jitter Tolerance Patternを生成し、デバイスのジッタ・トレランス試験がOptiSystem上でシミュレーション出来ます。

三種類のジッタパターン(CJTPAT、CRPAT、CSPAT)が搭載されております。 ジッタパターンをユーザが定義することも可能です。

ユーザ定義 IQ-map

QAM Sequence Generator/Decoder と Decision に、ユーザ定義 IQ-mapのバグが修正されました。下図のように、不等間隔のコンスタレーションマップを定義出来るようになりました。

レイリー後方散乱信号

Bidirectional Optical Fiber に、レイリー後方散乱信号の出力が時間波形で表示出来るようになりました。

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