開発元 Optiwave社

OptiFDTD Version 7.0

時間領域光伝搬ソルバー OptiFDTD 7.0 がリリースされました。今バージョンでは、メモリの制限により解析領域を広くとれなかった問題を回避するために、3次元のFDTD計算が64-bit処理対応になりました。その他の主要な新機能につきましては下のリストをご覧ください。また、具体的な使い方につきましては、インストールフォルダに収録されている チュートリアルマニュアル(Technical Background and Tutorials)や、サンプルモデルをご覧下さい。

64-bit処理対応の3D Simulator

今までの32-bit用の3D Simulatorに加え、64-bit処理対応の3D Simulatorが追加されました。この機能により、2GBまでというメモリ使用量の制限がなくなり、より広い領域の解析が可能となります。
※ご利用には64-bit処理機能を備えたPCをご用意いただく必要があります。

初期位相の定義

入射光の設定として、合波デバイスなどの結合解析で重要な条件となる初期位相が定義可能になりました。
(図はすべて同一時刻における電界分布)


0度



90度



180度

Profile Designerの改良

断面形状の定義ツールであるProfile Designerに改良が加えられ、台形形状が簡単に作成できるようになりました。

構造群の一括移動処理(Group Move)

多数のユーザ様からのリクエストを反映し、選択した複数の構造について座標を指定し、一括で移動するための機能が追加されました。

メモリ使用量の予測

メッシュサイズから最低限必要なメモリ量を計算し、シミュレーションパラメータダイアログボックスに表示されるようになりました。

DXF/GDS II形式マスクファイルのインポート

AutoCAD (DXF形式)、 Calma (GDS形式)のデータをOptiFDTDのレイアウトデータとしてインポートする機能が追加されました。

屈折率分布ファイルの出力機能

これまで、解析終了後に屈折率分布ファイルを出力することは可能でしたが、Ver7.0より、解析前(Designer)の段階で、表示している断面の屈折率分布をファイルに出力することができるようになりました。
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