開発元 Optiwave社

OptiBPM ユーザの方へのFAQ

導波路構造を2つ重ねたモデルでモード計算を行うと結果がおかしいのですが?

モードソルバは、伝搬シミュレーションとは構造の認識のされ方が異なっており、
[WaferPropertiesの設定] + [レイアウトデザイナで描画したどれか1つの構造(導波路構造)]
という形でしか構造を認識することができません。

※各導波路の出力端でのパワーを分けて考慮するために、このような仕様になっています。

構造を2つ以上重ねて(組み合わせて)作成したモデルのモード計算は、以下の手順で実行できます。
  1. 計算領域の長さ(Length)を短めに設定し、構造を2つ以上重ねたモデルを作成します。
  2. SimulationメニューからAdditional Output Dataを選択します。
  3. Additional Output Dataダイアログボックスで、モードを計算したい断面位置の屈折率分布を出力するように設定します。
  4. 計算を実行し、Analyzerを起動します。
  5. 左側のNavigatorウィンドウからZ Cut(s)をダブルクリックし、Refractive Indexのアイコン上で右クリックします。
  6. Export > Complex と選択し、データを出力します。
  7. 出力したデータ(*.rid)を、Toolsに収録されている Mode 3D Solver で読み込み(User Defined File)、モードを計算します。


    計算結果はファイルに保存することができますので、このデータを元モデルの入射光として使用することもできます。
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