開発元 Optiwave社

OptiBPM Version 13.0

本バージョンより、OptiBPMは完全に64-bitのソフトウェアに移行しました。また、画面操作が本格的な三次元になり、作業効率が従来よりはるかに向上することが期待されます。

リリース日:2016年12月

3D Editor (モデルの3D表示)

従来のレイアウト編集画面は、XZ平面しか表示されないため、Y方向の導波路配置の確認が容易ではありませんでした。今回の3D Editorによって、上記の弱点が解消されました。

3D Editor によってOptiBPMの画面操作が本格的な三次元になり、作業効率が従来よりはるかに向上することが期待されます。

プロジェクト・ブラウザの追加

すべての入力項目がComponents、Sources、Simulationに分類され、リスト・アップされます。

ブラウザ画面でオブジェクトを選択してプロパティ画面を開いたり、削除したりすることができます。従来に比べ、飛躍的に操作の効率が強化されました。



光フィールドおよび屈折率分布の表示

3D Refractive Index 画面および光フィールド画面の表示が、各々のメッシュまで表現できるようになりました。これによって、より細かい分布を表示・吟味することができます。



X/Y方向のCut Viewも表示できます。

3D伝搬ムービーの作成

光フィールドの3D伝搬様子の動画作成機能が追加されました。3D BPM 解析の際、XY断面における光フィールドの進行様子をavi動画に録画します。

導波路に閉じ込められた光の振る舞いを直観で捉えことができ、設計者のヒントになることが期待されます。






64-bit Anisotropic BPM

異方性材料導波路のビーム伝搬解析は、64-bitプログラムになりました。 従来の32-bitプログラムより、解析時間が5倍以上短縮できました。

下図は、旋光性(Optical Rotation)あるいは光学活性(Optical Activity)を持つファイバにおける光の伝搬解析例です。

64-bit Anisotropic Mode Solver

OptiBPMの中に含まれている単独のツールOptiModeに、64-bitの異方性材料導波路のモードソルバーが追加されました。 OptiBPM Designer のInput Plane からもアクセスできます。

下図は異方性材料のコアを持つファイバーのモード解析例です。



下図は異方性材料のコアを持つリッジ型導波路のモード解析例です。

Mixed Material

新しい種類の材料 Mixed Material が追加されました。既に定義された二つの屈折率が異なる材料から、線形補間で屈折率を算出します。

Circular Profile

Circular Profile は、屈折率分布型(Graded Index)光ファイバーを定義するための新しいProfileです。従来のFiber Profile を使ってGI光ファイバーの定義できますが、Layerごとに設定する必要があるため非効率的でした。

Mode Measure (OptiMode)

OptiModeに Mode Measures 機能が追加されました。実効モード面積(Effective Mode Area)、実効モード径(Effective MFD)、閉じ込み係数など重要なモード特性が自動算出されます。

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